徒然ネット

ジャンル関係なく、自分がいいなっと思ったものを節操なく紹介していく事を主に。 時々、趣味のお絵描きとかも。

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「Do or Die」ニコ

1982年のニコのヨーロッパ・ツアーのライブ・アルバム。

Do or Die



1. Janitor of Lunacy
2. All Tomorrow's Parties
3. Saeta
4. Vegas
5. No One Is There
6. Abschied
7. Secret Side
8. Procession
9. Heroes
10. Femme Fatale
11. All Tomorrow's Parties
12. Waiting for the Man
13. End


ニコというと、もうそれだけで独特の雰囲気があって許されるって感じかな。
アルバム聴いてて、ニコって歌は下手だよなあとか、ライブの声がボロボロじゃんって思うんだけどね。

このアルバムはニコのオリジナルの曲が7曲に、ベルベット・アンダーグランド時代の4曲、そしてデヴィッド・ボウイのカバーの「Heroes」、ドアーズのカバーの「The End」。

ニコのオリジナル・アルバムよりも世間に知られた曲があるぶん、ニコのアルバムとしては取っ付きやすいんじゃないかな。

モゴモゴとしたアルトのボーカルは上手い下手の次元じゃないです。
ボーカルが持つ存在感だけが迫りくる。

特に「The End」は、オリジナルのヴァン・モリソンとはまた違った凄みがある。
寒気悪寒が出てくる事間違いなし。
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  1. 2007/02/28(水) 18:57:27|
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「マークの幻想」ゴブリン

1978年発表のゴブリンのアルバム。

マークの幻想の旅


1. マークの幻想の旅
2. ヴィリディアナの滝(インストゥルメンタル)
3. ゴブリンの世界
4. ダルジェントの息子
5. 舞踏
6. 華麗なオペラ
7. 夜
8. …そしてロック(インストゥルメンタル)


ゴブリンというとサントラ専門のバンドってイメージがあるんだけど、これは数少ないゴブリンのオリジナル。

8曲中7曲でボーカルが入っていてゴブリンの中では異色のアルバム。
インスト中心のサウンドからイメージ・チェンジを図ろうとしたのか、サントラでかなり金銭的に潤ったからここらで自分たちのやりたい物を一丁やろうとしたのか。
ところが商業的にはまったく裏目に。
以後、インスト中心のバンドになっていくのだが。

サウンド的にはゴブリン節が健在。
オリジナルという事で、全体にのびのびと演奏してるんじゃないかな。
ギターやキーボードのソロはゴブリンのアルバムの中でもかなりいい線いっているよね。
ドラマチックの曲の盛り上げ方とかはホント上手い。

ちょっとミスマッチ気味のボーカルですが、聴きごたえはありますよ。
  1. 2007/02/26(月) 20:29:44|
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「友よ」プレミエータ・フォルネリア・マルコーニ

1972年発表のプレミエータ・フォルネリア・マルコーニ(以後PFM)のセカンドアルバム。

Per un Amico



1. Appena un Po'
2. Generale
3. Per un Amico
4. Il Banchetto
5. Geranio


世界デビューとなったサード・アルバム「幻の映像」は、ほとんどこのアルバムからの曲で出来ている。
「幻の映像」ではピート・シンフィールド(キング・クリムゾンのオリジナル・メンバー。「幻の映像」のプロデュースも担当)による英語の歌詞となっていたが、ここではまだイタリア語の歌詞。
バロック・アンサンブルと緩急変幻自在に盛り上げていくシンフォニックなサウンドがより洗練されてきている。
1本調子に盛上がるのでなく、緩急を織り交ぜながら徐々に螺旋を描くように盛上がげていく様は芸術的だ。

1曲目からしてイントロはゆったりとしたバロック・アンサンブルがとても美しい。
そこからヘヴィーなロックへと急転直下。
めくるめくきらびやかな展開。
このアルバムを象徴するような曲だ。

あとラストの「Geranio」もいい。
これもロマンチックなバロック・アンサンブルで始まる。
そこに端正なボーカルが加わっていく。
しかし2分目のあたりから、アップテンポなリズムになったのをきっかけに、トリッキーにリズムが変わっていく。
緩急変幻自在。
様々な楽器が入れ替わり立ち代わりメロディを紡いでいく。
反復するフレーズが印象的。
クラシカルな安定感とロマンが溢れるこれまた名曲。

緻密なアンサンブルに翻弄されること間違いなしのアルバムです。
  1. 2007/02/25(日) 11:26:37|
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「ヘルダーリンの夢」ヘルダーリン

1972年発表のヘルダーリンのファーストアルバム。

ヘルダーリンの夢(紙)



1. Waren Wir
2. “Peter”
3. Strohhalm
4. Requiem Fu[¨]r Einen Wicht
5. Erwachen
6. Wetterbericht
7. Traum


フルートとアコースティック・ギターが哀愁のある旋律を奏でるのがたまらなく美しい。
というか耽美的(笑。

こういうメロディってすごくヨーロッパ的だと思う。
ドイツもヨーロッパなんだなあと。

ただ、ドイツのバンドのなかでは、こういう幽玄っぽいサウンドは結構異色だなあと思う。
それでもシンバル系の音より、中低音で太鼓がドコドコとリズムを刻むのが印象に強いってのは、とってもドイツ的かな。

あと印象的なのはボーカル。
ちょっと枯れたような女性ボーカルにスキャット、そこに唐突に詩を朗読するような男性ボーカル。
なんかとっても意表をつかれて面白い。

夢の中を彷徨うな幻想的なサウンドといえば、自分はヘルダーリンのファーストを外せませんね。
  1. 2007/02/24(土) 17:58:14|
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「オーシャン」アトール

1989年発表のアトールの5枚目のアルバム。

アトール「オーシャン」


01: 海の伝説
02: 彷徨
03: 記憶の盗賊
04: 典麗の秘宝
05: サハラ
06: オデッセイ
07: ラヤへの讃歌
08: 蝶の化身
09: 呪われた月
10: 愛ゆえに

アトールの作品が紙ジャケシリーズの発売記念でアトールを取り上げていようかと。
といってもこのアルバムだけは紙ジャケで出ませんが(爆

「ロック・パズル」が出た後、10年ぶりに再結成されたアトールが出したのがこのアルバム。
以前のアトールに在籍していたメンバーといえば、ギターのクリスチャン・ベア(アトールの傑作「夢魔」から参加した人)だけですが。

ボーカルのアンドレ・パルツァーが参加していないのが残念。

パルツァーがいない影響か(笑)、かなりポップな音に仕上がっている。
エイジアが大丈夫って人ならいいけれど、あれをプログレの裏切りと思う人はちょっと聴くのはお薦めしません。

打ち込みのリズムをかなり細かく入れている。
シンセサイザーのアルペジオもあの速さと正確さからしてプログラミングに違いない。
(あんなものを自分で弾こうとする物好きなんてリック・ウェイクマンくらいだろう)

そんな中、クリスチャン・ベアのギターは、聴き込むほど味が出ます。
4、7、9曲目のギター・ソロは聴きごたえは充分。
7曲目のリード・ギターがツインになった辺りのギター・アンサンブルはこのアルバムで一番好きな所だ。

せっかく紙ジャケシリーズが出た事だし、このアルバムも再発希望です。
  1. 2007/02/23(金) 18:45:16|
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「ファースト」アシュ・ラ・テンペル

1971年発表のアシュ・ラ・テンペルのファースト・アルバム。

アシュ・ラ・テンペル・ファースト・アルバム(紙ジャケット仕様)



1. Amboss
2. Traummashine

これまたレコードの片面それぞれ1曲づつという構成。

ギターが強烈にキレています。
縦横無尽にギターが謳います。
右へ左へと浮遊します。
サイケデリックです。

特に1曲目における終盤のクライマックスへ向けての爆発力が強力。
クラウス・シュルツのドラムに、エンケのベースが全てを飲み込むようなパワーを見せつける。


なんかもうむちゃくちゃ意味不明になってしまうなあ。
ほんとこのバンドって言葉で説明するのが難しい。

ドラッグの影響をってよく言われるのだが、自分は経験がないからよく解らない。
ドラッグをする時ってこんな感覚になるのだろうか。

自分としては、熱を出して頭はもうろうとしてるんだけど、意識はどこかハイになったような感覚。
そんな感じがサウンドから受ける印象としては近い、って気がするかな。
  1. 2007/02/22(木) 17:49:40|
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「ファラオの庭にて」ポポル・ヴー

1972年発表のポポル・ヴーのセカンド。

ファラオの庭にて(紙ジャケット仕様)



1. ファラオの庭にて
2. ヴー


レコードの時代、片面をそれぞれ大作1曲づつで構成されている。

小川のせせらぎとボートを漕ぐオールの効果音に妖しげなシンセサイザーの音が加わる。
ポポル・ヴーの初期のサウンドの印象ってほんとシンセサイザーの音が妖しげ(笑
これに尽きるんですよね。
楽器を演奏するというより、音を響かせている。
そんな独特使い方をしている。

これにパーカッションが泥臭いリズムを刻みだすのだが、シンセサイザーは変わらぬ妖しげな感じはリズムを無視して浮遊し続けるんだなあ。


それにしても、タンジェリン・ドリームといいクラウス・シュルツといい、ドイツってシンセサイザーの使い方に独創的なミュージシャンが多いなあ。
  1. 2007/02/21(水) 22:23:16|
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「メロス」チェルヴェッロ

1973年発表のアルバム。

メロス(紙ジャケット仕様)



1. 野羊の歌
2. 三部作の絵
3. 女神エウテルペ
4. 解放
5. メロス
6. ガラッシア
7. 壁画
8. 聖なる光

またまたイタリア。
チェルヴェッソもイタリア的なサウンドのバンドだね。
緻密な構成に、レベルの高い演奏。

最初のフルートの調べが妖しく舞い踊る。
これにスキャットコーラスが絡む。
実に美しいオープニングです。

全体的にメロディが印象的。
キーボードがいない代わりに、フルート、サックス、ビブラフォーンが大活躍して音に厚みをもたらしている。

アコースティックギターのアルペジオにのって舞い踊るフルートって感じで、サウンドエフェクトの使い方が上手い。

オザンナの混沌さが洗練されるとこうなるのかな。

これもイタリアが産んだ名盤だね。
  1. 2007/02/19(月) 23:04:35|
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「ファースト・バンド・オン・ザ・ムーン」ザ・カーディガンズ

1996年発表のザ・カーディガンズの3rdアルバム。

ファースト・バンド・オン・ザ・ムーン(+1)



1. ユア・ニュー・ククー
2. ビーン・イット
3. ハートブレイカー
4. ハッピー・ミール2
5. ネヴァー・リカヴァー
6. ステップ・オン・ミー
7. ラヴフール
8. ルーザーズ
9. アイアン・マン
10. グレイト・ディヴァイド
11. チョーク
12. カントリー・ヘル

ボーナス・トラック
13. ブラー・ブラー・ブラー

90年代のスウェディッシュ・ポップ・ムーヴメントの代表的なバンド。
中心メンバーのギターのピーター・スヴェンソンとベースのマグナス・スヴェニングソンが、もともとメタルのバンドとして始めたのだが、その面影ってないよなあ。
このバンドがブラック・サバスの曲をレパートリーにしてたのって冗談みたいだ。

さて前作「ライフ」にて、良質なポップスを演出して見事ブレークしたザ・カーディガンズ。
このアルバムになって、リズムがかなり主張するようになった。
ポップスというよりロック色が強くなった感じ。

結構トリッキーな変拍子があったりして、アメリカのバンドとはひと味違うなっと。
いくらポップな音造りをしているといっても、ヨーロッパのバンドなんだなあと思ってしまうのは偏見か(笑。

とにかくスヴェンソンのアコースティック・ギターの刻むリズムがかっこいいですよ。
それにささやくような歌い方のニーナのボーカルが、ふわふわっとまるで低重力の月の上を彷徨うよう。
いろいろ不安定さがあるリズム、サウンド、ボーカルでありながら、その中に安定した安らぎの印象を与えるサウンド創りはここでひとつ頂点を極めたんじゃないかな。


それにしてもメタル好きのギター小僧がどういう心境の変化をきたしたら、このような曲を作れるようになるのだろうか。
スヴェンソンのセンスって面白すぎ。
  1. 2007/02/16(金) 19:16:39|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「ルビコン」タンジェリン・ドリーム

1975年発表のタンジェリン・ドリームのアルバム。

Rubycon



1.ルビコン Part1
2.ルビコン Part2

タンジェリン・ドリームがヴァージンへ移籍しての2作目。

タンジェリン・ドリームはかなりの数のアルバムを出しているし、音楽スタイルも変化してきた。
そんなタンジェリン・ドリームだが、このヴァージンへ移ってからの初期3作品が一番世間に流布しているタンジェリン・ドリームのイメージを表してるんじゃないかな。


当時、シンセサイザーというとYMOみたく高音部をピコピコしたり、ELPみたくド派手に演奏しているイメージを自分には強かった。

富田や喜多郎も当時はあんまり中低音域を効果的に使ってはいない。

そんな中、タンジェリンドリームは中低音域を使うのがとても上手いんだなあ。

音が漂い、緩やかなうねりをあげて流れていく。
波のように音が押し寄せてはひいていくことが繰り返される。
そんな心地よさが安定しているのは、中低音域の使い方がしっかりしていて、音が安定しているからだろう。

そんな中、当時の技術の未熟さによる、シンセの音のふらつきがまた微妙なニュアンスを与えてくれる。
未熟な工学技術による偶然の産物だ。
これがなければ、ヴァージン初期のタンジェリン・ドリームののサウンドは産まれなかっただろうな。

現代のシンセサイザーではあり得ない状態。
まだまだ進歩の余地が大きいシンセサイザーが出回り始めた70年代に、タンジェリンドリームが存在したからこその偶然。
これはもう歴史の必然か(笑。


  1. 2007/02/15(木) 18:51:14|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「スプリング」 スプリング

1971年発表のスプリングのアルバム。

Spring



1. Prisoner (Eight by Ten)
2. Grail
3. Boats
4. Shipwrecked Soldier
5. Golden Fleece
6. Inside Out
7. Song to Absent Friends (The Island)
8. Gazing

ボーナス・トラック
9. Fool's Gold
10. Hendre Mews
11. Word Full of Whispers


Neonレーベルという実にマイナーなレーベルから、1枚だけで消えていったバンド。
Keefがアルバム・ジャケットを担当しただけあって、怪しくも美しい出来のジャケットになっている。
レコードで3面見開きの変形ジャケットがいいんだよね。
本当はレコードで欲しかったのだが、これがまたすごいプレミアがついていて手が出せなかった。

なぜここまでプレミアがついたかというと、プログレ・ファンはどうもメロトロンという単語に弱いのが原因ではと考えている。
このアルバムもこれだけメロトロンを使っていなかったら、2/12の取り上げたチェレステと一緒でそれほどプレミアがつかなかっただろう。
と思うのは、レコードを手に入れられなかった者のひがみだろうか(笑)


さてジャケットばかりの話になってしまったが、音の方についても書いておこう。

バンドの名前に反して、春らしい爽やかさとは無縁のサウンド。
メロトロンを多用する事による、憂鬱な重苦しい雰囲気が流れていく。
こういう雰囲気が、Line Up1クリムゾンに侵された、プログレ・メロトロン・マニアの心をくすぐるのだ(笑)
  1. 2007/02/14(水) 23:29:11|
  2. 音楽(イギリス・アイルランド)|
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「展覧会の絵&火の鳥」山下和仁

展覧会の絵&火の鳥



ムソルグスキーの「展覧会の絵」を知ったのはエマーソン・レイク&パーマーのアルバムで。

それ以来、いろんなバージョンの「展覧会の絵」を聴いたのだが、この山下和仁のクラシック・ギター・バージョンは最大級の衝撃だった。

リッチー・ブラックモアから始まり、ハード・ロック、メタルの速弾きのコピーに熱中していたのが一気に冷めた。
ハード・ロックやメタルという音楽のジャンルに飽きたのではなく、ギターの演奏という面でクラシックに完敗だって思っちゃったんですね。

クラシック・ギターでなんでこんなに音色を表現出来るんだって、今聴いても思う。

山下和仁さんのコピーはあっという間に挫折。
これ以降、ベースに持ち替えてみたりしたんだけど、ゲーリー・カーとかこれまたクラシックの奏者によって再び挫折。
つくづく自分にとってクラシック奏者は鬼門だ。
  1. 2007/02/13(火) 18:26:54|
  2. 音楽(クラシック)|
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「チェレステ」チェレステ

1976年発表のチェレステのアルバム。

チェレステ (紙ジャケット仕様)



1. Principe Di Un Giorno
2. La Danza Del Fato
3. Eftus
4. Favole Antiche
5. L’imbroglio
6. La Grande Isola
7. Giochi Nella Notte


たった1枚のアルバムを残して消え去ってしまったバンド。
かなりシンプルな音。
アコースティックの楽器が美しく繊細なメロディ。
そのハーモニーがとっても耽美。
リズムは添え物のようにひっそりとしてるんだよね。

クリムゾンの「宮殿」の叙情的な雰囲気が好きな人には、そのエッセンスをそれなりに消化して表現出来ているから聴いていて楽しいと思う。
自分もそういう意味ではかなりお気に入りの音盤だ。

だが、いわゆる秀作で、けっして傑作とは言えない。

クリムゾンの宮殿に影響を受けたと思われるメロトロンの使い方に注目されなければ、解散後かなり経ってからプログレ・ファンにこれほど聴かれる事もなかったのではないだろうか。

だから、これからイタリアを聴こうとする人には最初にはお薦め出来ない。
イタリアをいろいろ聴き漁りそろそろちょっとマニアックなものにも手を出そうかって人に、密かにお勧めてみようかと思うアルバムです。


そういう意味では典型的なイタリアのB級バンドなんだろうね。
  1. 2007/02/12(月) 17:26:35|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「ダーウィン」バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ

1973年発表のバンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソのセカンド・アルバム。

ダーウィン(紙ジャケット仕様)


1. 革命
2. 征服

3. 卑劣漢の踊り
4. 100の手と100の瞳
5. 75万年前の愛
6. 悲惨な物語
7. 疑問

レコード時代のA面を占める1と2。
これがすごいんだな。
まず1曲目の「革命」
叙情的な出だし。
カンツォーネ風の哀愁溢れるボーカルにチェンバロ、ピアノが美しい。
クラシカルでロマンチックな曲だと油断させておいて、4分経過した辺りからいきなり音の暴風雨が荒れ狂い出す。
ツイン・キーボードが激しくぶつかり合い、ボーカルがそこに挑んでいく。
ギターも頑張るのだが、キーボードに圧されているよなあ。
途中、颱風の目に入って一息ついたと思ったらまた暴風雨。
10分過ぎからいきなりピアノとキーボードでバロック調の静かな旋律に。
そこから再びカンツォーネ風のボーカルに戻り曲は終わる。
緻密な構成と、ジャズの即興性がアンバランスなまま融和したようなすごい曲だ。

2曲目の「征服」
混沌、荒々しい攻撃性で突撃するような演奏バトルの前半の展開から、後半のメランコリックなボーカル中心のサウンドに。
この後半が実に泣けるんだなあ。

レコードのB面にあたる部分は、3~5分程度の短い曲が5曲。
A面が長い曲にさまざまなバンコの特徴を詰め込んだ曲になっているのに対し、こちらはそれぞれの特性毎に曲が創られている感じ。
両面を別物として聴き較べてみても面白いですよね。

破天荒さに空中分解する一歩手前のような危ういサウンド。
バンコのそんなアヴァンギャルドな魅力が最大に活かされた傑作です。
  1. 2007/02/11(日) 22:29:38|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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『終わりのない夢』エルドン

1976年発表のエルドンの5枚目のアルバム。

終わりのない夢(紙ジャケット仕様)



1. Marie Virginie C.
2. Elephanta
3. Perspective IV Ter Muco
4. MVC II
5. Toward the Red Line
6. Marie et Virginie Comp


1曲目からピコピコとシンセサイザーのミニマム・チェンジしていく音を背景に、メタリックなギターとドラムがバトルを繰り広げている。
リシャール・ピナスのギターの音は、神経を触るような凶悪さがある。
後半にいくに連れ、バックに甘んじていたシンセサイザーもバトルに加わってくる。
コード進行も何もあったもんじゃないってサウンドだ。

2曲目の「Elephanta」はアフリカン・テイストの16ビートのリズムに、ピナスのシンセサイザーが絡んでいく。
このシンセサイザーが妙にガムランっぽいだよね。
それにしてもギターがないエルドンの曲ってなんか変て気もする(笑。

3曲目の「Perspective IV Ter Muco」
これと6曲目はジャケットにクレジットされてないボーナス・トラック。
ピンク・フロイドの「狂気」の「走り回って」のようなベースに、リシャール・ピナスのギターが金切り声をあげて噛み付いていく。
同じようなベース・ラインなのに、ギターの音によって印象がこうも変わるものかって感じで面白い。

4曲目の「MVC II」はシンセサイザーがこれまでの軽薄なピコピコとうってかわり、低音域の重苦しい音がのしかかってくる。
この曲での主役はパーカッション。ベル、シンバルなど金物系が重苦しいサウンドに飛び散るように降り注ぐ。

5曲目の『Toward the Red Line』
これがまた混沌としている。
ギターがあんまり活躍せず、シンセサイザーが主役。
16ビートのシークエンスが延々ミニマム・チェンジしながら繰り返されていく。
80年代のクリムゾンはこの音をギターでやろうとしたのかなって思えるような音だ。

6曲目は1曲目のライブテイク。
ライブではギターの音が大きい。
客はやはりギターを聴きたいのだろうか。
それにしてもこのドラム。
ライブでも全然テンション凄まじいや。

クリムゾン・フリーク的なバンドと思っていたら大間違い。
音に圧倒されまくり。

ただこのアルバムくらいになると音が存在感がありすぎて、ヘヴィ-・ローテで聴くには辛くなってきたんですよね。
  1. 2007/02/10(土) 21:10:06|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「DANZEN!ふたりはプリキュア」

ふたりはプリキュアのオープニング・ソング。

DANZEN!ふたりはプリキュア



ふたりはプリキュアって幼女向けのアニメなのだが、これがアニメの王道をいく主題歌になっているんだな。
アレンジといい、歌詞といい、巨大ロボットアニメに夢中になった世代にはたまらなくツボを押さえている。

そして音楽的に見てもすごく渋い創りになっている。
わずか1分20秒の短いなかで3回も転調してるんだよね。

Aパート「プリキュア、プリキュア」
と正義の味方の名前を連呼。
これぞ正義の味方のアニメの王道。
キーはCマイナー。

Bパート「一難去ってまた一難」
電子ピアノがベースラインを弾いており、なかなか緊迫感がある。
Cm→E♭→F→G7
とオーソドックスなマイナー循環コード。

Cパート「お互いピンチを」
ここで1回目の転調が行なわれる。
コードはCのままCマイナーからCメジャーへの同主調転調。

Dパート「your best!my best!』
すぐにここで再び転調。
E♭メジャー。
ここからブラスとストリングスが殴り込みをかけてきており、一気にボルテージが上がる。

Eパート「命の花 咲かせて 思いっきり~」
|Dm7dim5 Gm7 |Cm7 |F7  |Bb7 |
のりのりの状態からいきなりバラード調に。
ここでバックでストリングスが主旋律の裏を駆けずり回り、Dm7dim5のあたりでちょっと落ち着いたと思いきやF7の小節ですぐにブラスが殴り込みをかけてふたたびボルテージを高める。

A'パート「プリキュア プリキュア」
ここで最後の転調。
Cマイナーに戻る。
そのままパワー全開で一気に終幕へ。

いやあ、すごい曲です。
とにかくポップで印象的なメロディ。
歌詞における言葉の掛け合いの面白さ。
ブラスとストリングスを使った王道的な盛り上げ方。
これだけでもいい曲だと思っていたのですが、こうしてコード進行を見る機会があると改めてその奥深さに驚嘆。
プリキュア恐るべし。

最後に雑誌の雑誌「なかよし」のプリキュアの楽譜を見せてくれたモカちゃん、ありがとね。
モカちゃんが楽譜を見せてくれなければ、ここまで分析不可能でしたよ。
  1. 2007/02/09(金) 23:25:45|
  2. 音楽(ゲーム、アニメなど)|
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「ツァラトゥストラ組曲」ムゼオ・ローゼンバッハ

1973年発表のムゼオ・ローゼンバッハのアルバム。

ツァラトゥストラ組曲(紙ジャケット仕様)


1. ツァラトゥストラ組曲:a)最初の男~b)昨日の王~c)善悪の彼方に~d)超人~e)砂時計の宮殿
2. 女について
3. 自然
4. 永遠の回帰

たった1枚のアルバムを残して消えてしまったムゼオ・ローゼンバッハ。
「動と静」「緩急」「強弱」といった音のつけ方が芸術的な域に達しているアルバムだ。

美しい叙情的なメロディが、一気に分厚い重厚な演奏になったり、またその逆も。
嵐のような目まぐるしい展開に翻弄されてしまう。

「超人」「永遠回帰」
ニーチェの思想を語るツァラトゥストラのキーワード。
そんなものをファースト・アルバムで取り上げるなんて、大胆なんだか、向こう見ずなんだか。
  1. 2007/02/07(水) 17:33:13|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「UFO」グルグル

1970年発表のグルグルのファースト・アルバム。

UFO UFO
グル・グル (2000/03/03)
キングレコード
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1. ストーン・イン
2. ガール・コール
3. ダライ・ラマとの再会
4. UFO
5. LSDマーチ

ジャーマン・ロックでもこんなサイケデリックな音があったんですね。

なんかやたらと重たい音。
ドラムもベースもとってもヘヴィ-だ。

スネアをあんまり使わず、かわりにタムがドコドコ駆けずり回るドラム。
ベースは低音をずるずる這いずっている。

特にレコードの時のA面にあたる1~3曲目あたりは、緊張感がありまくり。
そして、重いです。

この重たいリズムセクションにギターが張り合って暴れ回る様がこれまた凄まじい。
グランジなんか目じゃないぜって勢いがある。

(ドイツというとテクノ系の音が主流かと思っていたら、こんなロックって感じのギタリストがいたんですね。
マイケル・シェンカーってギタリストはドイツの突然変異かと思っていたのですが、結構ドイツ・ロックにもこんなギタリストがでてくる素地があったんだ)


4曲目のアルバム表題曲「UFO」。
チープな電子音と効果音がかなり使われているのだが、これも重いサウンドだ。
どこか初期のピンク・フロイドを思わせるサイケデリックさがある。
最後のボートを漕ぐ時の水の音が効果音として使われてるのがとっても意味不明。
ガーっと頭を押さえつけられるような迫力あるA面からのギャップが面白い。

そしてラストの「LSDマーチ」。
ドラッグをタイトルにもってくるなんて、時代を感じるなあ(笑。
  1. 2007/02/06(火) 19:16:01|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「ティルト」アルティ・エ・メスティエリ

1974年発表のアルティ・エ・メスティエリのファースト・アルバム。

ティルト


1. Gravita9.81
2. Strips
3. Corrosione
4. Positivo/Negativo
5. In cammino
6. Farenheit
7. Articolazioni
8. Tilt

ボーカルが哀愁たっぷりになるのはイタリアン・ロックの伝統なんだろうか。
アルティ・エ・メスティエリのボーカルもイタリア語特有の母音のはっきりした発音が、とってもメランコリック。

曲調も緻密で繊細。
哀愁たっぷりなんだけど、演奏だけが無機質っぽい感じがする。

ギターやヴァイオリン、サックスなんかはイタリア的なラテンの情熱的な音なんだよ。
しかし、バンドの音の印象はというとクールで都会的。
というのもフリオ・キリコのドラムのせいなんだろうな。
その証拠にドラムの入ってない所と入っているところでは、音の印象が違うんだよね。

フリオの叩くリズムってすごく正確無比。
そして何より凄まじい手数の多さが特徴だ。

こいつほんとに人間が一人で叩いてんの?
まるで未来からやってきたサイボーグが叩いてんじゃない。
って思えちゃうんだな。

ギターやヴァイオリンがいかにもイタリアらしく情緒的に奏でているのを、あんまりに正確無比なリズムのドラムが無機質に引きづり戻している。

この微妙なアンバランスがアルティ・エ・メスティエリの魅力なんだろうな。
自分はそんな所がすごく好きなアルバムです。
  1. 2007/02/05(月) 21:15:47|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「幻想物語」プレミアータ・フォルネリーア・マルコーニ

1971年発表のプレミアータ・フォルネリーア・マルコーニのファースト・アルバム。

幻想物語(紙ジャケット仕様)


1. イントロダクション
2. 九月の情景
3. 祭典の時
4. 何処で…何時…(パート1)
5. 何処で…何時…(パート2)
6. ハンスの馬車
7. 限りなき感謝

プレミアータ・フォルネリーア・マルコーニ。
ちょっと長過ぎるので、以後P.F.Mで。

緻密に計算されたアレンジ。
静と動の対比が見事。

フランコ・ムッシーダのアコギのアルペジオが美しいだよね。
マウロ・パガーニのヴァイオリンとフルートがイタリアのバロック的な雰囲気を上手く醸し出してくれる。
ボーカルにパワーがないが、優しいメロディを叙情的に謳い上げてくれる。
メロトロンが注目されがちだが、どちらかというと暴れ回るようなピアノが面白いと思う。

4曲目の「何処で…何時…(パート1)」のアコギとフルートはめちゃヤバい。
ここからパート2になると静と動が見事に入れ替わっていく。
バロック調あり、ジャズ調ありで曲調が次々と変わり、それが実に聴きごたえがある。

イタリアン・ロックでも最上の部類。
  1. 2007/02/04(日) 02:49:51|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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「テンピ・ディスパリ」 ニュー・トロルス

1974年発表のニュー・トロルスの7枚目のアルバム。

テンピ・ディスパリ(紙ジャケット仕様) テンピ・ディスパリ(紙ジャケット仕様)
ニュー・トロルス (2003/04/22)
ディウレコード
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1. 7/4(settequarti)
2. 13/18(trediciottavi)

ニュー・トロルスのライブ。
全部でわずか30分ちょっとの短い作品。
二つともインストゥルメンタルの曲で、即効演奏っぽくちょっと散漫な感じも。
ニュー・トロルスの甘ったるくも美しい旋律があんまり聴けないからなのか。
2曲目でコンチェルト・グロッソのフレーズをさりげなく入れているのは、これまでのニュー・トロルスの音を期待しているファンに対するサービスだな(笑。

もともと演奏がうまい人達だから、ジャズ・ロックとかフュージョンとして聴けばそれなりなんだろう。
アップテンポで、ギターが怒濤の勢いで弾きまくっている。
サックスが負けずと頑張っているが、やはりギターに軍配を上げるかな。

ほんとにいろんな事を起用にこなし、それなりのサウンドを創り上げてしまう。
節操がないというか、それもまたニュー・トロルスの魅力なんだろう。
  1. 2007/02/03(土) 23:39:39|
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「イル・ヴォーロ」イル・ヴォーロ

1974年発表のイル・ヴォーロのファースト・アルバム。

イル・ヴォーロ(紙ジャケット仕様)


1. 一匹の蚊の如く
2. 魂の変革
3. 情念
4. 創世記
5. 始まりの吐息
6. 讃歌
7. 睡魔
8. テニス靴のシンフォニア

音も素晴らしいのだが、ジャケットがまた印象的。
モノクロの顔のアップに瞳の部分に地球が。
地球の所だけがカラーになっている。
このジャケットを飾りたくてレコードで探しているんだけど、なかなか見つからないんだよね。
いつかレコードで手に入れたいアルバムです。

さて音についても。

メロディがとにかく素晴らしい。
美しいです。
とにかく美しい。
その美しいメロディを緻密でスリリングな演奏でやられるのだからたまらない。

ツインのシンセサイザーもいいのですが、やはり自分としてはギターが好き。
特にアコースティック・ギターの使い方にしびれてしまう。
フォルムラ・トレも良いですが、イル・ヴォーロになって更に洗練されてるね。

いやあ、30年以上も前の作品だが、全く色褪せないのがすごい。
  1. 2007/02/01(木) 23:26:22|
  2. 音楽(ヨーロッパ)|
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オダ

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